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公開日:2024.09.04

探偵になるには資格が必要?もっていると便利な資格や注意点を解説

「探偵になるには資格が必要?」「探偵として成功するにはどんなスキルが必要?」などと気になっていませんか?

探偵になるための国家資格は存在しませんが、公安委員会への届出が必要です。また、さまざまな資格やスキルを持っていると、探偵としての信頼と業務の質が向上します。

本記事では、探偵業を始めるための法的要件や便利な資格、必要な届出手順について解説します。探偵になる上での注意点もまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

探偵になるための必須資格はない

探偵業を始めるために、国家資格は必要ありません。ただし、公安委員会への届出は必須となります。

届出には、探偵業の業務の適正化に関する法律に基づく要件を満たさなくてはいけません。探偵業を営むには、法律や倫理に関する知識、調査技術などの実務能力が必要です。

スキルは経験や独学、専門的な訓練を通じて習得できます。

探偵がもっておくと便利な資格やスキル

探偵業務を効果的に遂行するには、様々な資格やスキルが役立ちます。ここでは、探偵がもっておくと便利な資格やスキルを紹介します。

自動車運転免許

自動車運転免許は、探偵業務において非常に重要な資格です。尾行や張り込みなどの調査活動では、機動力が不可欠だからです。

運転技術が高ければ、対象者を見失うリスクを減らし、効率的な調査が可能になります。長時間の張り込みにも対応できるため、調査の成功率が向上します。

探偵業務資格認定

探偵業務資格認定は、探偵としての専門性を証明する民間資格です。資格を取得することで、依頼者からの信頼度が高まり、仕事の獲得につながります。

資格取得には法律知識や調査技術、倫理などの幅広い分野の学習が必要です。試験に合格することで、探偵としての基本的な能力が保証されます。

パソコンスキル関連資格

パソコンスキルは、現代の探偵業務において不可欠です。情報収集やデータ分析、報告書作成など、多くの業務でパソコンを使用します。

MOS(Microsoft Office Specialist)やITパスポートなどの資格を取得することで、効率的な業務遂行が可能になります。とくに、Excelを使用したデータ分析やWordでの報告書作成能力は重要です。

写真撮影関連資格

写真撮影技術は、証拠収集において重要なスキルです。カメラの操作技術や構図の知識をもてば、より説得力のある証拠写真を撮影できます。

写真検定やビジネス写真検定などの資格を取得すれば、技術の向上と信頼性の確保につながります。とくに、暗所や動きのある被写体の撮影技術は重要です。

法律関連資格

探偵業務を行う上で、法律知識は不可欠です。探偵であれば、個人情報保護法や探偵業法などの関連法規を最低限理解しておく必要があります。

行政書士や法務主任者などの資格を取得すれば、法的な観点からの業務遂行が可能になります。結果、違法行為を避け、適切な調査を行うことが可能です。

張り込みや尾行スキル

​​張り込みや尾行は探偵業務の基本スキルです。実践を通じて磨かれるスキルで、長時間の集中力や観察力、状況判断能力が求められます。

張り込みを実施する際には、周囲の環境に溶け込む能力や長時間の待機に耐える体力が必要です。また、尾行では対象者に気づかれないよう距離を保ちつつ、追跡する技術が求められます。

探偵になるための必要な届出手順

探偵業を始めるための必要な届出手順は以下のとおりです。

  1. 必要書類の準備
  2. 「探偵業開始届出書」の作成
  3. 管轄警察署へ届出の提出
  4. 審査と証明書の受領
  5. 届出証明書の掲示

探偵業を始めるには、公安委員会への届出が必要です。届出は営業開始の前日までに行う必要があり、管轄の警察署を通じて行います。

届出には身分証明書や誓約書、探偵業務の内容を記載した書類などが必要です。届出が受理されると探偵業届出証明書が発行されます。

詳しい探偵業の届出手順や必要書類、かかる費用を知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。

探偵になる上での注意点

探偵業を営む場合、以下の点には注意しましょう。

  • 欠格事由に該当していないか確認する
  • 法的要件を遵守する
  • 個人情報の取り扱いに注意する

詳しく解説します。

欠格事由に該当していないか確認する

探偵業を始める前に、欠格事由に該当していないか確認しましょう。欠格事由には、一定の犯罪歴や破産歴などが含まれます。

具体的には、禁錮以上の刑に処せられた者や、暴力団員、探偵業法や風俗営業法などの違反で処罰を受けた者などが該当します。欠格事由に該当する場合、探偵業を営むことはできません。

欠格事由の確認は自己申告だけでなく、必要に応じて公的機関での証明書の取得も検討しましょう。

法的要件を遵守する

​​探偵業務を行う上で、関連法規の遵守は絶対条件です。探偵業法や個人情報保護法、刑法などの理解が不可欠です。

違法な盗聴や盗撮、住居侵入などの行為は厳禁であり、探偵業法違反だけでなく、刑事罰の対象にもなります。他にも、依頼者との契約時には書面での契約締結や重要事項の説明など、法定の手続きを行うことが大切です。

法令遵守は探偵としての信頼性を高め、長期的な成功につながります。

個人情報の取り扱いに注意する

探偵業務では多くの個人情報を扱います。情報の適切な管理と保護は、探偵の重要な責務です。

個人情報保護法に基づき、収集した情報の利用目的を明確にし、目的外での利用は決して行ってはいけません。情報の漏洩や紛失を防ぐため、適切なセキュリティ対策を講じる必要があります。

個人情報の取り扱いに関する社内規定を設け、定期的な研修を行うことも重要です。

まとめ|探偵業を始めるなら資格を取得しよう

探偵業を始めるには国家資格は必要ありませんが、様々な資格やスキルを持てば業務の質と効率が大幅に向上します。法律知識や調査技術、情報管理能力など、幅広い能力が必要です。

資格やスキルを習得することで、依頼者からの信頼度が高まり、より多くの仕事を獲得できる可能性が増します。ただし、スキルの習得には時間がかかるため、依頼範囲を増やしたい場合は別の探偵と協力をして依頼をこなす方が効率的です。

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